izo iHA-21EX-ZII 世界最高のアナログ回路 [izo]
世界最高の音 ヘッドホンアンプDAC
まず、特筆すべきことは、OPA627BMを使っていること。
OPA627BMとは、OPA627を缶に入れたものである。
樹脂に封入するのと缶に入れるのとでは何が違うの?と思うだろうが、
これは実際に聴いて見るしかないが、アナログ回路は理論だけではないということである。
とにかく解像度が高い、ダイナミックレンジが高い。
単にOPA627BMを使えば音が良くなるわけではなくて、
iHA-21EX-ZIIは基本性能が非常に高い、SN比が非常に高い。
理想的なOPAMP構成
OPA627BMは最終的な音作りの仕上げをする役目であり、
私が注目する点は、前段にLME49990を使っていること。
OPA627とLME49990が最高性能のOPAMPであることは言うまでもない。
私が聴いてきた経験から言えば、最高性能のOPAMPはLME49990だと思う。
具体的に言えば、最もSN、ダイナミックレンジが高いのがLME49990だと思う。
OPA627もLME49990に近いが、OPA627は良い音を出してくれるOPAMPだと思う。
つまり、LME49990は音作りの土台を作る役目を持っている。
LME49990はSN、ダイナミックレンジを底上げして、
OPA627BMが最大に性能を発揮できるよう縁の下で力を発揮している。
つまり、最も性能が高いLME49990がダイナミックレンジを引き上げ、
最も音が良いOPA627BMが音作りの仕上げをしている。
ヘッドホンアンプのOPA627BM
それでは、OPA627BMの音とはどんな音なのか?
中身はOPA627なのだからOPA627の音と同じだが、普通のOPA627とは何が違うのか?
OPA627BMの音を一言で言うなら、
超高解像度、高ダイナミックレンジ、と言える。
とにかく解像度が高い。解像度だけで言えば私が所持しているDACの中で最も高い。
IL300Affettoで聴くと超精密な音を聴ける。
雑音や付帯音、音の歪みなど一切無い、ぜい肉を全てそぎ落としたような音。
研ぎ澄まされた音である。
そして、ダイナミックレンジが高い。
普通のOPA627よりも音のレンジが広いと思う。
具体的に言えば、音がより末端までしっかり出る。
封入されているものが開放されたので、音の出力効率が上がった、と感じる。
OPA627BMの音がすばらしいのは間違いないが、
音の土台を作っているのはLME49990である。
LME49990のダイナミックレンジの広さ、速くて正確な音、素直でバランスが良い音。
というものが音の土台となっているので、
OPA627だけの音よりは素直でバランスが良い音になっている。
ライン出力のOPAMPとクロストーク
ライン出力のOPAMPはノーマルではMUSES02であるが、
正直言って、iHA-21EX-ZIIにMUSES02では役不足である。
私の感覚で言えば、MUSES02はモバイルDACでも使えるように、
MUSES01の電圧を下げてデチューンしたものだと思っている。
なので、私は当然のごとくMUSES01に交換した。
写真を見てお気付きだろうか?おかしい!
何がおかしいのか?
MUSES01は2回路OPAMPである。
2回路OPAMPを2個挿している。
もちろん、MUSES01を2個挿す必要は無い。
通常は1個挿せばよいのであるが、
なぜ2個挿しているのか?
しかも、ソケットにソケットを挿して、電源ラインを半田付けして改造している。
私がMUSES01を2個挿している理由は、一般では想像できないと思う。
その理由とは、
2回路OPAMPのクロストークが発生するから。
MUSES01内部でクロストークが発生してしまう。
だから、2個のMUSES01を1回路づつ使用している。
3500円のMUSES01の1回路分しか使用していない。
では、クロストークとは何ぞや?
クロストークという言葉はよく耳にするが、それがどのようなものかは知られていない。
クロストークとは、左右が繋がってしまうこと。
左右の音が干渉して雑音が発生する。
具体的に言えば、SN比が下がる。
クロストークが発生したからといって、はっきりと耳に聴こえる雑音が発生するわけではない。
非常に高レベルな次元での話である。
私がクロストークを確認したのは、
MUSES01を1個挿して、ヘッドホンアンプなどに繋いでSNが高いヘッドホンで聴いた場合である。
最もSNが高いK712で聴くとクロストークを確認することができる。
つまり、SNが高い環境で聴いたときに、SNが下がってしまう。ということ。
もちろん、誰でも確認できるわけではなくて、環境のSNの高さによる。
iHA-21EX-ZIIでクロストークを確認できる理由は、
私の環境がSNが高く、iHA-21EX-ZIIのSNが高いから。
ちなみに、X3-HDSD-HPAもMUSES01を挿しているが、特にクロストークを感じたことは無い。
つまり、iHA-21EX-ZIIが普通のDACよりもSN比が高いから、クロストークが分かってしまう。
MUSES01を2個挿すと、非常にSNが高く、クリアで見通しの良い音になる。
私の感覚で言えば、SN比120db~130dbあたりが、クロストークを確認できる境目だと感じる。
ちなみに参考までに、さらにSN比が高いWminiDACの場合、iHA-21EX-ZIIよりもはっきりとクロストークを確認することができた。(別途レビュー)
Styleaudio SAPPHIRE L/Eとの違いは
SAPPHIRE L/Eはライン出力用のDACで、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンアンプDACという違いはあるが、
DACはPCM1792で、出力OPAMPがOPA627であることは同じである。
それでは、何が同じで、何が違うのか?
まず、基本性能は同等レベルである。
基本性能とは主にSN比のことを言っている。
音質もほぼ同等レベルである。
どちらも解像度が高く、シャープでキレのある音、クリアで解像感のある音。
若干、iHA-21EX-ZIIのほうが精密感があるという感じはするが、
SAPPHIRE L/Eはスピーカーで聴く音であり、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンで聴く音である、
という観点で見れば、それぞれの出力媒体に合った音作りであると思う。
音の傾向も同じOPA627なので似ているが、
SAPPHIRE L/EはOPA627の音であると感じるが、
iHA-21EX-ZIIは前段にLME49990が入っている分、素直でバランスが良いと感じる。
iHA-21EX-ZIIのほうが、若干ダイナミックレンジが高いと感じる。
これは、OPA627BMであることと、LME49990が入っているためだと思う。
それでは、iHA-21EX-ZIIのライン出力とSAPPHIRE L/Eはどう違うのか?
同じライン出力を比べると、
まず、言わなければならないことは、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンアンプであるということ。
つまり、ライン出力はおまけであること。
だからと言って、iHA-21EX-ZIIのライン出力は音が悪いわけではない。
iHA-21EX-ZIIのライン出力もSAPPHIRE L/Eも基本性能は同等レベルである。
しかしながら、SAPPHIRE L/Eはライン出力専用機なので、スピーカー用に絶妙にチューニングされている。
OPA627の良さを活かしつつ、Styleaudioの絶妙のチューニングによって、スピーカーで最高の音を聴けるようになっている。
なので、iHA-21EX-ZIIのライン出力にOPA627を挿してもSAPPHIRE L/Eには勝てないので、
MUSES01を挿して、違う音楽性にしている。
同等の性能であるが、スピーカー用にはOPA627のSAPPHIRE L/EとMUSES01のiHA-21EX-ZII、
というふうに区別して、違う音楽を楽しんでいる。
ざっくりと違いを言うならば、
OPA627のSAPPHIRE L/Eはキレのある、解像感のある、音像がくっきりした、立体感のある、ダイナミックで迫力のある音楽。
MUSES01のiHA-21EX-ZIIは広くて奥行きのある音楽、解像度は高いが尖っていない音、自然な音、美しい高音、女性ボーカルが際立つ音楽、立体感のある空間。
iHA-21EX-ZIIの総評
iHA-21EX-ZIIはDSDには対応していないので、PCM専用機である。
ヘッドホン出力はアンバランス出力だけである。
バランス出力にすれば良いということではなくて、重要なのは基本性能である。
音が良いということが重要である。
PCM音源を聴くならば、ベストなヘッドホンアンプである。
この音を聴いたら、他のヘッドホンアンプなど聴けないだろう。
圧倒的に良い音のヘッドホンアンプである。
iHA-21EX-ZIIに最適なヘッドホンはAKG K812
iHA-21EX-ZIIはAKG K812で聴いても全く不足無い音質である。
ていうか、K812に最適なヘッドホンアンプである。
まず、K812は片出しのアンバランス接続である。
iHA-21EX-ZIIをK812で聴くと、超高解像度、高ダイナミックレンジである。
iHA-21EX-ZIIの性能を引き出せるのはK812であり、
K812の性能を引き出せるのはiHA-21EX-ZIIである。
とにかく解像度が高い、速くて正確な音、SN、ダイナミックレンジが高い、
とにかく音のディテールが精密である。
他のヘッドホン、ヘッドホンアンプとは一線を画す。別格である。
音楽のディテールの正確さが別次元である。
私のおすすめは、
iHA-21EX-ZIIとAKG K812をセットで聴くこと。
世界最高の音を聴くことができますよ。
まず、特筆すべきことは、OPA627BMを使っていること。
OPA627BMとは、OPA627を缶に入れたものである。
樹脂に封入するのと缶に入れるのとでは何が違うの?と思うだろうが、
これは実際に聴いて見るしかないが、アナログ回路は理論だけではないということである。
とにかく解像度が高い、ダイナミックレンジが高い。
単にOPA627BMを使えば音が良くなるわけではなくて、
iHA-21EX-ZIIは基本性能が非常に高い、SN比が非常に高い。
理想的なOPAMP構成
OPA627BMは最終的な音作りの仕上げをする役目であり、
私が注目する点は、前段にLME49990を使っていること。
OPA627とLME49990が最高性能のOPAMPであることは言うまでもない。
私が聴いてきた経験から言えば、最高性能のOPAMPはLME49990だと思う。
具体的に言えば、最もSN、ダイナミックレンジが高いのがLME49990だと思う。
OPA627もLME49990に近いが、OPA627は良い音を出してくれるOPAMPだと思う。
つまり、LME49990は音作りの土台を作る役目を持っている。
LME49990はSN、ダイナミックレンジを底上げして、
OPA627BMが最大に性能を発揮できるよう縁の下で力を発揮している。
つまり、最も性能が高いLME49990がダイナミックレンジを引き上げ、
最も音が良いOPA627BMが音作りの仕上げをしている。
ヘッドホンアンプのOPA627BM
それでは、OPA627BMの音とはどんな音なのか?
中身はOPA627なのだからOPA627の音と同じだが、普通のOPA627とは何が違うのか?
OPA627BMの音を一言で言うなら、
超高解像度、高ダイナミックレンジ、と言える。
とにかく解像度が高い。解像度だけで言えば私が所持しているDACの中で最も高い。
IL300Affettoで聴くと超精密な音を聴ける。
雑音や付帯音、音の歪みなど一切無い、ぜい肉を全てそぎ落としたような音。
研ぎ澄まされた音である。
そして、ダイナミックレンジが高い。
普通のOPA627よりも音のレンジが広いと思う。
具体的に言えば、音がより末端までしっかり出る。
封入されているものが開放されたので、音の出力効率が上がった、と感じる。
OPA627BMの音がすばらしいのは間違いないが、
音の土台を作っているのはLME49990である。
LME49990のダイナミックレンジの広さ、速くて正確な音、素直でバランスが良い音。
というものが音の土台となっているので、
OPA627だけの音よりは素直でバランスが良い音になっている。
ライン出力のOPAMPとクロストーク
ライン出力のOPAMPはノーマルではMUSES02であるが、
正直言って、iHA-21EX-ZIIにMUSES02では役不足である。
私の感覚で言えば、MUSES02はモバイルDACでも使えるように、
MUSES01の電圧を下げてデチューンしたものだと思っている。
なので、私は当然のごとくMUSES01に交換した。
写真を見てお気付きだろうか?おかしい!
何がおかしいのか?
MUSES01は2回路OPAMPである。
2回路OPAMPを2個挿している。
もちろん、MUSES01を2個挿す必要は無い。
通常は1個挿せばよいのであるが、
なぜ2個挿しているのか?
しかも、ソケットにソケットを挿して、電源ラインを半田付けして改造している。
私がMUSES01を2個挿している理由は、一般では想像できないと思う。
その理由とは、
2回路OPAMPのクロストークが発生するから。
MUSES01内部でクロストークが発生してしまう。
だから、2個のMUSES01を1回路づつ使用している。
3500円のMUSES01の1回路分しか使用していない。
では、クロストークとは何ぞや?
クロストークという言葉はよく耳にするが、それがどのようなものかは知られていない。
クロストークとは、左右が繋がってしまうこと。
左右の音が干渉して雑音が発生する。
具体的に言えば、SN比が下がる。
クロストークが発生したからといって、はっきりと耳に聴こえる雑音が発生するわけではない。
非常に高レベルな次元での話である。
私がクロストークを確認したのは、
MUSES01を1個挿して、ヘッドホンアンプなどに繋いでSNが高いヘッドホンで聴いた場合である。
最もSNが高いK712で聴くとクロストークを確認することができる。
つまり、SNが高い環境で聴いたときに、SNが下がってしまう。ということ。
もちろん、誰でも確認できるわけではなくて、環境のSNの高さによる。
iHA-21EX-ZIIでクロストークを確認できる理由は、
私の環境がSNが高く、iHA-21EX-ZIIのSNが高いから。
ちなみに、X3-HDSD-HPAもMUSES01を挿しているが、特にクロストークを感じたことは無い。
つまり、iHA-21EX-ZIIが普通のDACよりもSN比が高いから、クロストークが分かってしまう。
MUSES01を2個挿すと、非常にSNが高く、クリアで見通しの良い音になる。
私の感覚で言えば、SN比120db~130dbあたりが、クロストークを確認できる境目だと感じる。
ちなみに参考までに、さらにSN比が高いWminiDACの場合、iHA-21EX-ZIIよりもはっきりとクロストークを確認することができた。(別途レビュー)
Styleaudio SAPPHIRE L/Eとの違いは
SAPPHIRE L/Eはライン出力用のDACで、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンアンプDACという違いはあるが、
DACはPCM1792で、出力OPAMPがOPA627であることは同じである。
それでは、何が同じで、何が違うのか?
まず、基本性能は同等レベルである。
基本性能とは主にSN比のことを言っている。
音質もほぼ同等レベルである。
どちらも解像度が高く、シャープでキレのある音、クリアで解像感のある音。
若干、iHA-21EX-ZIIのほうが精密感があるという感じはするが、
SAPPHIRE L/Eはスピーカーで聴く音であり、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンで聴く音である、
という観点で見れば、それぞれの出力媒体に合った音作りであると思う。
音の傾向も同じOPA627なので似ているが、
SAPPHIRE L/EはOPA627の音であると感じるが、
iHA-21EX-ZIIは前段にLME49990が入っている分、素直でバランスが良いと感じる。
iHA-21EX-ZIIのほうが、若干ダイナミックレンジが高いと感じる。
これは、OPA627BMであることと、LME49990が入っているためだと思う。
それでは、iHA-21EX-ZIIのライン出力とSAPPHIRE L/Eはどう違うのか?
同じライン出力を比べると、
まず、言わなければならないことは、iHA-21EX-ZIIはヘッドホンアンプであるということ。
つまり、ライン出力はおまけであること。
だからと言って、iHA-21EX-ZIIのライン出力は音が悪いわけではない。
iHA-21EX-ZIIのライン出力もSAPPHIRE L/Eも基本性能は同等レベルである。
しかしながら、SAPPHIRE L/Eはライン出力専用機なので、スピーカー用に絶妙にチューニングされている。
OPA627の良さを活かしつつ、Styleaudioの絶妙のチューニングによって、スピーカーで最高の音を聴けるようになっている。
なので、iHA-21EX-ZIIのライン出力にOPA627を挿してもSAPPHIRE L/Eには勝てないので、
MUSES01を挿して、違う音楽性にしている。
同等の性能であるが、スピーカー用にはOPA627のSAPPHIRE L/EとMUSES01のiHA-21EX-ZII、
というふうに区別して、違う音楽を楽しんでいる。
ざっくりと違いを言うならば、
OPA627のSAPPHIRE L/Eはキレのある、解像感のある、音像がくっきりした、立体感のある、ダイナミックで迫力のある音楽。
MUSES01のiHA-21EX-ZIIは広くて奥行きのある音楽、解像度は高いが尖っていない音、自然な音、美しい高音、女性ボーカルが際立つ音楽、立体感のある空間。
iHA-21EX-ZIIの総評
iHA-21EX-ZIIはDSDには対応していないので、PCM専用機である。
ヘッドホン出力はアンバランス出力だけである。
バランス出力にすれば良いということではなくて、重要なのは基本性能である。
音が良いということが重要である。
PCM音源を聴くならば、ベストなヘッドホンアンプである。
この音を聴いたら、他のヘッドホンアンプなど聴けないだろう。
圧倒的に良い音のヘッドホンアンプである。
iHA-21EX-ZIIに最適なヘッドホンはAKG K812
iHA-21EX-ZIIはAKG K812で聴いても全く不足無い音質である。
ていうか、K812に最適なヘッドホンアンプである。
まず、K812は片出しのアンバランス接続である。
iHA-21EX-ZIIをK812で聴くと、超高解像度、高ダイナミックレンジである。
iHA-21EX-ZIIの性能を引き出せるのはK812であり、
K812の性能を引き出せるのはiHA-21EX-ZIIである。
とにかく解像度が高い、速くて正確な音、SN、ダイナミックレンジが高い、
とにかく音のディテールが精密である。
他のヘッドホン、ヘッドホンアンプとは一線を画す。別格である。
音楽のディテールの正確さが別次元である。
私のおすすめは、
iHA-21EX-ZIIとAKG K812をセットで聴くこと。
世界最高の音を聴くことができますよ。