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CARAT-TOPAZ Signature vs ASUS Xonar Essence STX [Styleaudio]

最高音質USB-DAC vs PCIサウンドカード

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Xonar Essence STXが標準OPAMPなら、CARAT-TOPAZの圧倒的勝利だが、
OPAMPを交換すると、以外にもガチンコ勝負になります。
基本的なチップ構成を見ると、
           DAC     I/V変換     出力
CARAT-TOPAZ   PCM1792A   OPA604   OPA827
Essence STX   PCM1792A  LME49860  LME49990

これは全くの互角と言っていいです。

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再生スピーカーはメインPCのBlow5、
サブPCとの接続はベルデン8412と88760を繋いだので、音の劣化はありません。
CARAT-P1のスイッチで切り替えて聴くので、厳密な聴き比べができます。
同じ曲を同時に流し、スイッチで切り替えて聴くので、タイムラグがありません。

同じように聴こえるが

ぱっと聴きはほとんど同じ音に聴こえます。
普通のリスニングスピーカーなら同レベルに聴こえるかもしれません。
しかし、やはりCARAT-TOPAZの音が優れています。

まず、CARAT-TOPAZは透明感があります。チップは同等なのにSNに差が出ています。
CARAT-TOPAZは出力段になっても、ほとんどSNが下がっていない感じがします。
Essence STXは出力段では、少しSNが下がっています。
CARAT-TOPAZは音楽に奥行きがあります。

そして、CARAT-TOPAZは音の広がりがあります。
音の余韻や細かい音までも精密に再現しています。
音の劣化や欠落がほとんど無いと感じます。
広い音楽を再現して、音楽に包まれるような感じがします。

そして最後に、Essence STXだけを聴くと、定位感が高いと感じますが、
CARAT-TOPAZはさらにその上をいきます。
CARAT-TOPAZの音は定位がビシッと完璧に決まっています。鮮明さが違います。
全ての音のフォーカスが完璧に合っていると感じます。
CARAT-TOPAZは全ての音が針の先のように尖っています。
Essence STXの音は針の先がちょっとだけ丸まっている感じです。
CARAT-TOPAZに比べると、Essence STXの音は、ちょっとだけぼやけています。
CARAT-TOPAZの音は非常に立体感があります。

誤解しないでほしいのは、これは非常に高次元の比較です。
Essence STXの音が悪いのではなく、CARAT-TOPAZが良すぎるのです。

CARAT-TOPAZはやはり世界最高のUSB-DACである

同等のチップを使っても、このような差が生じてしまいます。
普通に聴く分には非常に小さい差ですが、この小さい差が感動するかしないかの差になります。
CARAT-TOPAZの音楽は心に響く音楽です。
この小さい差を生み出すために、Styleaudioは部品1つ1つのマッチングを確認して選定しています。
これだけ完成度を上げるために、どれほど膨大な時間を費やしたか分かりません。
感動を生み出すためには、それ相応の情熱を注ぎ込まなければなりません。
単なる機械ではなく、Styleaudioの情熱の結実がCARAT-TOPAZです。
その名の通り、宝石のような音です。

今回の比較試聴によって、CARAT-TOPAZのすばらしさを再認識できました。

Essence STXのヘッドホン出力について

Essence STXのライン出力は非常に優秀だが、ヘッドホン出力はどうなのか?
ヘッドホン出力はヘッドホンアンプTPA6120を使っています。これは一番メジャーなICです。
I/V変換をLME49860に交換したので、ヘッドホンの音質も向上します。
Essence STXのヘッドホン出力も非常に優秀な音質です。
高音も低音もしっかり出ます。TPA6120はリスニング用に若干味付けしているように感じます。
リスニングにおいて音楽の楽しさを味わえる音になっています。

SONY MDR-1Rは余裕で駆動できます。
AKG K240も十分に駆動できます。
AKG K701はノーマルゲインでは8分程度という感じですが、低音が細くなります。
K701で聴くならHIGHゲインが良いですが、HIGHにすると音量を30%位にしなければなりません。
K701はHIGHとLOWの中間設定があればいいと感じます。
HIGHにすると低音が豊かに出て、広い音楽を聴けます。
Essence STXのヘッドホン出力は、高音質ヘッドホンアンプと言っていい音質だと思います。

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PCIサウンドカードについて

普通に聴く分において、これだけの音質で不満が出るだろうか?
下手なDACを買うより、ずっと良い音質である。
見た目が高級なDACを買って、ケーブルやら何やらお金をかけて、それが楽しいのだと思うが。

最近は外付けDACに市場を奪われ、PCIサウンドカードは地味な存在になってしまったが、
PCIサウンドカードは長らくクリエイティブとONKYOが牽引してきた。
最近はONKYOが下火になり、後発でASUSが参入してきた。
ONKYOはオーディオメーカーらしく実用性能に優れた製品だと思う。
ASUSはPCメーカーらしくハイスペックDACを搭載して登場した。
ASUSのサウンドカードが優れているというわけではなく、時代にマッチしたのだと思う。
ONKYOがDSD対応カードでも出すのなら、また他社を引き離すことができるが。
ONKYOのカードもASUSのカードも高性能DACと互角に渡り合える実力を持っているのは事実である。

ものづくりを知っているメーカー

ASUSは非常に質実剛健なメーカーである。
恐らく、大手メーカーのPCパーツなどを製造していると思う。
大手メーカーは自分ではものづくりはしない。実質的には企画販売会社である。
大手メーカーは利益を得ることが目的で、ものづくりが目的ではない。
ASUSは純粋なメーカーである。ものづくりを心得ている。
ものづくりを知っているメーカーが自社責任において販売する製品は、品質、性能、コスパが高い。
私はPCを沢山自作してきたが、最近はASUSのM/Bしか使わない。
ASUSのM/Bで不満が出たことは一度も無い。品質、性能が高い。
JAVSにも同様のことが言える。

初代のXonar D2/PMはPCメーカーらしい、オーディオ素人っぽさがあったが、
二代目Xonar Essence STXはPCメーカーらしさを感じないほど完成度が高い。
三代目Xonar Essence STXⅡの最大のトピックは温度補償型水晶発振器(TCXO)を搭載したことだろう。
高温になるPC内部でも正確なクロックを刻むだろう。堅実な進歩をしている。

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