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Fiio X5 2nd と X3 2ndでより良い音を聴くために [Fiio]

音質と感度

IL300Affetto
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K3003
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IL500grazioso
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まず、上の3枚の写真を見て、何か気付くだろうか。
IL300Affettoだけイヤホンジャックを挿している場所が違う。
IL300Affettoだけはヘッドホン出力に挿していて、
K3003とIL500graziosoはライン出力に挿している。

イヤホンで聴く場合、ヘッドホン出力で聴くのが良いか?
ライン出力で聴くのが良いか?

IL300Affettoは感度が低いため、ライン出力では十分な音量を得られない。
K3003とIL500graziosoは感度が高めなので、ライン出力でも音量を得られる。

では、ヘッドホン出力とライン出力では、どちらの音質が良いのか?
それは間違いなくライン出力である。
私が言う音質とは、主にSN比のことを言う。

SN比とダイナミックレンジ

音響機器のスペックでよく見かけるSN比とは何ぞや?
性能の基準であり、SN比が高いほど高性能になる。
ざっくり言うと、SN比120dbなら、120dbの音を出してもノイズは0だということ。
SN比110dbの機器で120dbの音を出したら、10dbはノイズが混入するということ。
具体的に言うと、SN比が低い機器で再生すると、小さな音はノイズにかき消されてしまう。
SN比が高いと、音の見通しが良くなり、小さい音も忠実に再現できる。
音の奥行きが増え、音が鮮明になり、情報落ちも少なくなる、
原音を忠実に再現できて、空間も忠実に再現できる。
ダイナミックレンジはSN比の範囲内で音の強弱を表現できる範囲。
つまり、SN比が高いことが前提となる。
SN比を決定するのは、主にデジタル回路。
ダイナミックレンジを決定するのは、主にアナログ回路。
SN比の高さが、音質を決定する土台となる。

優秀なFiioのライン出力

Fiioのライン出力は優秀である。
ポタアンのソースには最適である。
DACチップやOPAMPの構成を真面目に考えて作っているのが分かる。
IL300Affettoでは、ライン出力の音量が小さいが、
K3003とIL500graziosoで聴くと、ライン出力とヘッドホン出力では、
明らかにSN比が違うことがはっきりと分かる。
おそらく、一般のプラスチックのイヤホンではSN比の違いは分からないだろう。
だから、音が強く出るヘッドホン出力で聴くのだろう。

Fiioのライン出力の音はSN比が高い。
おそらく、ポータブルでは最高クラスだろう。
私の感覚では、ヘッドホン出力とは、数db~10dbくらいは違うだろう。
音の奥行きが全く違う、見通しの良さが全く違う。
音が精密で立体感があり空間が広くなる。
だから、ライン出力で音量を得られるイヤホンは、ライン出力で聴く。

ヘッドホン出力とライン出力

おそらく、ライン出力は最終段のバッファOPAMPを経由していないのだろう。
バッファOPAMPを経由すると、音は増幅されるがノイズも増幅される。
感度が高いイヤホンほど顕著に表れるだろう。
ざっくり言ってしまえば、バッファOPAMPはヘッドホンのためのOPAMPである。

感度が高いイヤホンは音がピーキーになりやすいので、
音の奥行きが無くなり、平面的な音になる。
そういう場合はライン出力に繋ぐことにより、感度が下がり自然で奥行きのある音になる。
一般的にBAイヤホンは感度が高いので、自然な音にすることができる。
感度が低いイヤホンなら、ヘッドホン出力に繋げば音がしっかり、くっきり出る。
ライン出力で音量が得られるなら、ライン出力で聴くほうが音質は良い。

付帯音とノイズ

IL300Affetto、K3003、IL500graziosoは現在最も性能が高いイヤホンだろう。
性能が高い=SN比が高い
ほとんどのイヤホンが付帯音があるイヤホンである。
付帯音=音を演出して楽しい音楽を作ってくれる。と大部分の人が思っているだろう。
私に言わせれば、「原音の醍醐味に勝る音は無い」
原音を聴いたときの感動や迫力を知らないからである。
付帯音とは、つまりは雑音、ノイズである。


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