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CARAT-SAPPHIREとCARAT-SAPPHIRE/LE [Styleaudio]

デスクトップでハイエンドを

StyleaudioのCARAT-SAPPHIREとCARAT-SAPPHIRE/LEは、
小型で5万円以下でありながら、
CARAT-SAPPHIREはOPA827、
CARAT-SAPPHIRE/LEはOPA627を搭載している。
OPA827とOPA627は最高のOPAMPであることは言うまでもない。
DACチップPCM1792とOPA827、OPA627の組み合わせは、
現在でも最高峰のDACである。

CARAT-SAPPHIREのOPA827

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SAPPHIRE/LEとの外観の違いは、筐体の色のみ。
中身の違いは出力のOPAMPのみ、
OPAMPに合わせてチューニングはしてるが、
外観上の違いは素人には分からない。
数年前のモデルだが、PCオーディオ発展期に作られたので、
OPA827など豪華な仕様になっている。

CARAT-TOPAZ Signatureとは何が違うのか

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CARAT-TOPAZ Signatureと基本設計は同じだが、
SAPPHIREはヘッドホンアンプは無くライン出力のみ、
USB入力は無く、同軸入力のみ。
USB入力が無いのは不便だが、視点を変えると、
デジタル信号が良くなるほど音が良くなる、と言える。
DDCが良くなるほど、音が良くなる。
WASAPIよりもASIOドライバーのXMOSにすると、格段に音質が上がる。

TOPAZとSAPPHIREの最も違う点は、
SAPPHIREは左右を分離した回路であること。
どちらもOPA827の音であることに違いは無いが、
実際にスピーカーで聴くと、全く違う音である。
同じ音だが、全く違う音。
TOPAZとSAPPHIREは出力効率が全く違う。
SAPPHIREは音量が大きい、音に力がある、音がしっかり出る、
広い音、広い空間、立体感がある、音像がくっきりしている、
スピーカーで聴いたときに迫力やリアルさが全く違う。
ASIOドライバーのXMOSのDDCにするとSNも上がり、
音質も音楽も格段に上になる。

CARAT-SAPPHIREの音は

一言で言うなら、OPA827の音である。
つまり、最高の音である。
一般によく使われている、OPA604、OPA134、MUSES8820、MUSES8920など、
500円以下のOPAMPとは比較にならない。
デジタル回路、アナログ回路、音質を決定する要素は沢山あるが、
最終的に音を決めるのは、出力段のOPAMPである。
音を本当に良くするためには、
デジタル回路、アナログ回路、OPAMP、全てが良くなければならない。
OPA827の音は、とにかく精密であること、クリアであること、
そして、くせが無く、バランスが良い、
自然な音でありながら、精密な音である。

CARAT-SAPPHIRE/LEのOPA627

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SAPPHIREより後発のSAPPHIRE/LEはOPA627に換装して、
OPA627に最適にチューニングされている。
5万円でOPA627の音を聴けるなんて、これだけでも買う価値がある。

CARAT-SAPPHIRE/LEの音は

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これも、やはりOPA627の音である。
基本的にSAPPHIREと大きな違いは無いが、
OPA827の音を少しシャープにした感じ。
高音がくっきり出る、解像感がある、エッジの効いた音、
キレのある音楽を聴ける、メリハリの効いた音楽を聴ける。

SAPPHIREとSAPPHIRE/LEの違いは

SAPPHIRE/LEのほうが後発だが、上位機種というわけではない。
どちらの音のほうが良い、というのは特に無い。
上下関係ではなく、好みで選ぶのが良い。
どちらも超精密な音で、立体感があって、音像がくっきりしているので、
スピーカーで聴くと、精密で迫力ある音楽を聴ける。
あえて違いを言うなら、
SAPPHIREのOPA827はスタンダードな音楽、自然でくせが無いので、
ジャズやクラシックを聴いてもいいと思う。
SAPPHIRE/LEのOPA627はキレのある音楽なので、
ポップス系の音楽を聴くと迫力が増す。

大半の人の環境は、RCA端子のアンバランス接続で使っていると思う。
最近はDSD音源にも対応したDACが増えてきたが、
DSD音源は、まだ普及していない。
RCA接続でPCM音源を聴く、という環境ならば、
SAPPHIREとSAPPHIRE/LEはベストなDACだと言える。
私は、PCM音源用のDACとDSD音源用のDACは分けたほうがいい。と考えている。
PCMとDSDは音の質、音楽の質が全く違うからである。
PCM音源を聴くには、OPA627、OPA827、MUSES01がベストなOPAMPだと思う。

SONY MDR-CD900ST レビュー&チューン [SONY]

日本のリファレンスサウンド

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CD900STは20年前のヘッドホンでありながら、
MDR-1Rよりいい音じゃん。
リスニングヘッドホンより、ずっと良い音である。
解像度が高い、SN、ダイナミックレンジが高い、
民生機とは比較にならない。
民生機を作っているチームは手抜きをしているのか?
民生機を使うのはバカらしい、MDR-1Rは売却してしまった。
CD900STは日本のリファレンスサウンドと言える音質である。

つまらない音楽をリスニング用の音楽にする。

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音が良いと言っても、
CD900STは、音楽を楽しむためのヘッドホンではない。
音を聴き取るための機械である。
一番の要因はイヤーパッドにある。
薄っぺらいイヤーパッドなので、音が近く、べたっとする。
私が購入したCD900STは中古だったので、社外のイヤーパッドが付属してきた。
このイヤーパッドがリスニングには最適だった。
このイヤーパッドは厚く、普通のスポンジである。(低反発ではない)
これにより、適度な距離があり、適度な空間が作られる。
普通のスポンジなので篭らない。
MDR-1Rより良い音で、リスニング向きの音になる。

元の音に近く

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普通のスポンジなので、篭りは少ないが、
イヤーパッドが厚くなるので、少し低音が増える。
そこで、イヤーパッドの背面に穴を開けた。
写真はSRH1840のもの、同じように穴を開けた。
CD900STのイヤーパッドはフィルターが付いているので写真には撮れない。
音の透過性が上がり、元の音に近くなる。
元の音とあまり変わらず、リスニング用の音楽になる。
社外品のイヤーパッドを使っていて、篭りが気になる人は試してみては。

ベルデンでバランス化して最高の音を

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純正ケーブルを取っ払って、3.5mmの4極端子を付けた。
ピンアサインはMDR-1Aと同じにしたので、
3極プラグでも4極プラグでも、どちらでも使える。
バランス接続することにより、
左右が分離された音、より広い音、出力効率が良くなる。
ベルデン88761の良さも加わって、よりSNが高い音になる。
密閉型ヘッドホンで、これだけSNが高い、リファレンスの音を出すのは驚きである。

オープン型リファレンスとの違いは

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やはり、密閉型と開放型は同じ音にすることはできない。
CD900STは限りなくリファレンスの音に近いが、密閉型の限界がある。
まず、空間表現を最小限にしている。
薄っぺらいハウジング、イヤーパッドにより、空間表現を省いて、
音を最短距離で聴くことを最優先にしている。
そして、中低域の情報量が制限される。
密閉型で、開放型と同じように中低域を表現すると、
「篭り」が必然になってしまう。付帯音が発生してしまう。
開放型と比べると、作られた低音と感じてしまう。
CD900STはリファレンスではなく、聴き取るためのヘッドホンである。

CD900STの音の特徴は

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密閉型の悪い点である、篭りが無い。
密閉型としては、驚異的なSN、見通しの良さ、奥行きのある音を出す。
解像度が高く、シャープでキレのある音を出す。
若干、エッジの効いた音を出す。
低音も密閉型としては正確だと思う。
CD900STはヤマハのモニタースピーカーと似た音を出すと思う。
基本的にモニターのためのヘッドホンである。

そうは言っても、CD900STの音はすばらしい。
私のヘッドホンアンプでは、オープン型と比べると若干物足りないが、
私の中では、唯一実用されている密閉型である。
ポータブルでも使えて、とても良い音を聴ける。


AKG K712 チューン [AKG]

本物のリファレンスサウンド

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AKG K712はそのままでも最高のリファレンスサウンドだが、
私の環境での、改良ポイントをおさらい。

リケーブル、バランス化

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ケーブルはBELDEN87761と88761。
どちらも中線だけなので、音は同じ。
これがリファレンスケーブルである。
4本出しでバランス化。
感度が低いK712には非常に有効である。

さらに広い音楽を

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バランス接続によって、駆動効率が上がるので、
音がしっかり出るようになるので、
中のスポンジを抜いた。
バランス駆動なので低音もしっかり出る。
スポンジがあると、近い低音だが、
スポンジを抜くと、広い低音になる。

もう一つは、イヤーパッドをK712用の低反発スポンジではなく、
K702用の普通のスポンジのイヤーパッドにしている。
音の抜けが良く、より広い空間になる。

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K701もK712も同じ状態で使っている(K702はドライバが故障)
つまり、違うのはドライバのみということ。
K712は明らかにドライバが向上している。

ありのままの音を再現する AKG K712

ゼンハイザーHD700もリファレンスサウンドだが、
最高のリファレンスサウンドはK712である。
まさに「ありのままの音を再現する」




SHURE SRH1840 チューン [SHURE]

よりリファレンスヘッドホンらしくする。

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ベルデン87761にリケーブルしたのは、既にレビューした通り。

くせの無い、抜けの良い音を。

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SRH1840のイヤーパッドのフィルターは厚いので、音が変わってしまう。
フィルターを取っ払って、イヤーパッドの内側に穴を開けた。
音の抜けが良くなり、音が素直になる。

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音場が広がり、より透明感のある音になる。
リファレンスヘッドホンらしくなる。
オープンはこうでなくちゃ。

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SENNHEISER HD700 チューン [SENNHEISER]

ゼンハイザーHD700に足りないものは?

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足りないというよりも、
私のヘッドホンアンプに合わせて、さらに性能を上げる。

モガミ2944にリケーブル

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とりあえず、ケーブルをモガミ2944に換えて、バランス化したが。
少し音は良くなるが、少しだけ。バランス化によっても良くなる。

やはりBELDEN87761にリケーブル

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やはりベルデンしか考えられない。
ベルデン87761は、すばらしい音だ。
SNが上がり、情報量が上がる。まさに原音に忠実。

もっとオープンらしくする。

HD700はすばらしいオープンヘッドホンであるが、
私の環境では、SNがもう一歩。
つまり、私にとっては密閉感が高すぎる。

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私にとっては、ハウジング内部のフィルターが厚すぎる。
フィルターをもう少し開放したいところ。

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HD700のフィルターは、パンチング形状になっている。
これによって、音を分離している。
このフィルターを外すと、音の分離が悪くなる。
つまり、ドライバ部を開放したら音が変わってしまう。

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なので、こういう結果になった。
ドライバの周辺部分を開放した。
これによって、音の抜けが格段に良くなる。
音が篭らない。空間が広くなる。

ベルデン87761とフィルターの改造によって、
SN、ダイナミックレンジが広くなった。
私のヘッドホンアンプにマッチした音になった。
音がくっきりして、透明で広い空間になる。
このHD700はすばらしい音ですよ。

SENNHEISER HD700 レビュー [SENNHEISER]

AKG K712とは何が同じで、何が違うのか。

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ゼンハイザーHD700のレビューをするのに、
一番分かりやすいのが、AKG K712との比較である。
HD700は他のオープンヘッドホンとは何が違うのか。

ゼンハイザーHD700の特徴

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HD700の一番の特徴が、ハウジング表面の銀色のメッシュフィルターである。
このフィルターは高音は透過するが、低音は透過しない粗さになっている。
つまり、HD700はハウジング全体で低音を出す構造になっていると同時に、
ハウジング全体で音楽空間を作る構造にもなっている。

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それでは、AKG K712をはじめとする他のオープンヘッドホンとは何が違うのか。
K712のハウジングは、ドライバ部分が出っ張っている。
K712はドライバ部とは別個に低音を出すための部屋が設けられている。
つまり、音楽空間と低音空間が別だということ。
HD700の場合は、音楽空間と低音空間が同一である。

広い密閉型空間

AKG K712やSHURE SRH1840は、音楽空間と低音空間が別のため、音楽空間が密閉されない。
HD700の場合、音楽空間と低音空間が同じため、空間に限りがある。
つまり、密閉された広い空間になる。

オープンと密閉のいいとこ取り。

K712やSRH1840は、限り無い空間のため広い空間になるが、
悪く言えば定位が無い。ということになる。
HD700はオープンならではの広い空間でありながら、定位を確保した。と言える。

広くて立体的な空間

HD700の音楽空間は広いが、限りある空間である。
そのために、定位感があり、立体的な低音、立体的な音、立体的なボーカルを聴くことができる。
低音の音圧があり、キレのある低音である。

AKG K712とのサウンドの違いは

基本的にどちらもリファレンスサウンドなので、違いは無い。
どちらも、音のバランスが完璧、音楽のバランスも完璧。
あえて、違いを言うならば、
HD700の音は少し速い。キレがある音。エッジの効いた音。だと言える。
HD700は、高音も低音もキレのある音になっている。
K712は、解像度は高いが音は尖っていない。
音に関しての違いはそれくらいだろう。

AKG K712との空間表現の違い

そして、前述の理由により空間表現が違う。
K712は限り無い空間、ヘッドホン自身の空間を持っていないので、
言うならば、スピーカーで聴いているような空間になる。
HD700は限りある空間、ヘッドホン自身の空間を持っているので、
その空間の中で、定位感、立体感のある音楽を表現する。

最高のリファレンスサウンド

私が考えるリファレンスサウンドとは、
「音をありのままに再現する」
解像度が高い、SN、ダイナミックレンジが高い。という性能は当然である。
音の奥行きや立体感があり、音の分離感、音像がくっきりしている。
音をありのままに再現すると、自然に立体的になる。
なので、真のリファレンスサウンドはオープン型でしか再現することはできない。
K712とHD700は最高のリファレンスヘッドホンである。

オーケストラなど、楽器が多い曲を聴くなら、
ドライバが大きいK812やHD800のほうが良いかもしれないが、
ボーカル曲を聴くならK712やHD700が良いと思う。

SHURE SRH1840との違い

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SRH1840とは何が違うのか。
SRH1840は、ボーカルが強調されるように味付けされているので、
厳密に言えばリファレンスではない。
リファレンス性能で言えば、K712やHD700から一歩落ちる。
SRH1840はリファレンスに近い音でありながら、
じっくりとボーカルを聴くためのヘッドホンである。

HD700とはどういうヘッドホンなのか(総括)

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まず、最高性能のリファレンスヘッドホンである。
解像度が高く、SN、ダイナミックレンジが高い。
キレのある音、高音も低音もしっかり出る。
煌びやかな高音、キレのある高音。
沈み込む低音、立体的な低音、キレのある低音。
広い空間でありながら、定位感もあり、立体的な音楽。

ヘッドホンの広い空間を聴きたいならHD700。
より広い空間、スピーカーのような空間を聴きたいならK712。

HD700は高性能で万能なヘッドホンであるが、
私の環境では、少し密閉度が高いと感じるので、
高性能ヘッドホンアンプに合わせたチューニングをしたので、
次回のレビューで書きたいと思う。

SENNHEISER HD700 [SENNHEISER]

ありのままの音を再現するリファレンスサウンド

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最高のヘッドホンであり、ありのままの音を再現するヘッドホン。

パーフェクトサウンド

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AKG K712と唯一比較できるヘッドホン。
K712とHD700は「パーフェクト」なヘッドホンである。

AKG K712やSHURE SRH1840との違いなど、
高性能ヘッドホンアンプに合わせたチューニングなど、
詳細なレビューは別途します。

ハイレゾ化求む(2) [音源、曲紹介]

Ms.OOJA 「THE BEST あなたの主題歌」

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Ms.OOJAはいいね。
日本にこんなに歌がうまいアーティストがいたのか。
歌がうまいだけじゃない。
一曲、一曲に心がこもっている。
実力でメジャーになった歌手である。

Ms.OOJA 「翼」


ハイレゾ化する価値のある歌手。

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カバーCDが多いが、あえてオリジナル曲のCDを買った。
カバー曲もいいが、私はオリジナル曲が好き。
おすすめは、DVD付きのミニアルバムの「翼」、コンサートのDVDがとても良い。

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本当に良い音を聴くなら、圧縮音源では物足りない。
可逆のALACに変換して聴いている。
空間再現力、臨場感、音楽の深さがMP3とは違う。
コンサートのDVDを聴くなら、JAVS X3-HDSD-DACで聴くのが良い。
コンサート会場の臨場感を描き出す。

ハイレゾ化する価値がある歌手である。
ハイレゾ音源にすれば、すばらしい音楽になるのは間違いない。
コストをかけて音源を製作してほしいと思う。

SHURE SRH1840 [SHURE]

音楽をアートする、高性能オープンヘッドホン

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メーカーサイトによれば、SRH1840は「プロフェッショナルヘッドホン」
「オープン型を採用することにより、ニアフィールドモニタースピーカーに近い音場再生が可能になる」
とSHUREは言っている。

SRH1840はどんなヘッドホンなのか。

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まず、感じるのが解像度が高いこと。
そして、オープンらしい透明感のある音です。
音楽に聴き入ってしまうような、美しい音色です。

AKG K701やK240のような完璧な音のバランスではなく、
リファレンスに近いが、とても聴き心地が良い音楽に仕立てられている。と感じます。

AKG K240Studioとの比較

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ヘッドホンのベンチマークであるK240との比較が一番分かりやすいと思います。
K240とSRH1840の違いは、
K240はセミオープン、SRH1840はフルオープン、
K240は30mmドライバ、SRH1840は40mmドライバ。

SRH1840はフルオープンにより、広がりがある音、少し広い音楽を聴けます。
広すぎず、狭すぎず、ちょうど良い広さだと感じます。
そして、ドライバが大きい分、情報量が多いです。
特に低音の情報量が多いです。

K240はドライバが小さいので、速い音、速い低音により、
音を正確に聴くことができるので、モニターには向いています。

SRH1840は音の広がり、音の余韻などを表現して、若干、音を遅くしています。
低音はゆったりしていて、広くて情報量の多い低音です。
音は遅めでも、味付けは無く、自然な音で楽に聴ける音です。

AKG K712との比較

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価格帯が近く、SRH1840が少し高いくらいですが、
結論を言えば、K712のほうが基本性能、ポテンシャルが高いと感じます。
普通のヘッドホンアンプで聴く程度なら、性能差は感じないかもしれません。
音色の差だけ感じるかもしれません。
私の環境で聴けば、K712のほうが少し上だと感じます。

まず、基本性能のSN、ダイナミックレンジ、解像度などが、K712が少し上です。
そして、K712は広い音楽を表現して、空間再現力も優れます。
ヘッドホンアンプが高性能になるほど、性能差は出ます。

とは言っても、私はSRH1840がK712以上の高性能だと思って買ったわけではありません。
あくまでも音楽を楽しむためのヘッドホンとして買いました。

音楽のバランスが完璧なK712、K701、K240に対して、
音楽をゆったりと優雅に楽しむのがSRH1840です。

SRH1840の最大の特徴は

「ボーカルを美しく、リアルに再現する」ことです。
SRH1840の音楽はボーカルが中心です。
「ボーカルを中心に美しく優雅に音楽を描き出す」

ボーカルだけが突出することなく、音楽のバランスを崩さない範囲で、
ボーカルの良さを引き出す音楽になっています。

歌声だけでなく、YouTubeやTVを聴いても、人間の声がリアルに聴こえます。

SRH1840の総括

解像度が高く、透明感の高い音です。
オープンらしい広い音楽、豊かな空間再現力。
情報量が多く、味付けの無い正確な音。
ゆったりした音、余韻や響きが美しい音色。
ボーカルを中心とした、自然で豊かな音楽を描き出します。

SHUREが言う「プロフェッショナルヘッドホン」とは、
まさに「アーティストのためのヘッドホン」だと言えます。

SRH1840を純正ケーブルでバランス化

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SRH1840はMMCXが奥まっているので、自作は難しいです。
とりあえず、純正ケーブルをぶった切ってminiXLR4極を付けました。

まず、感じるのが低音がしっかり出るようになったかな。
左右が分離されることもあり、少し広い音楽になります。

ケーブルが純正なので、基本的な音質は変わりません。

SRH1840をベルデン87761でバランス化

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カスタムオーダーして作ってもらいました。
ベルデン87761の中線を2本ずつツイストしてminiXLR4極出し。
中線だけでも、普通のケーブルより張りがあって硬いです。
しかし、音を聴くとすばらしいです。
これはいいです。

純正ケーブルとベルデン87761の違い

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これは、全く別物です。
完全に音質が1ランク上がります。
今までの音は何だったのか。
今までも十分に良い音でしたが、さらに良くなります。
基本性能のSN、解像度、ダイナミックレンジが少し上がります。
情報量が上がります。
音の見透しが良くなり、音がくっきりとします。
空間再現力、音楽の表現力が上がります。
高性能なヘッドホンアンプほど、よく分かります。

これが本当の音。
K712と同等になったとまでは言いませんが、近いレベルまで来たと言っていいでしょう。
美しい音がさらに美しく。
SRH1840は良いヘッドホンですよ。


ハイレゾ化求む [音源、曲紹介]

MAI KURAKI BEST 151A -LOVE & HOPE-

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昔、初期のCDは買った記憶があるが、どこにいったか分からないので、
久しぶりに買いました。
本当に良い音で聴きたいので、ダウンロードではなくCDで。
ベスト版なので、良い曲ばかり入っている。
DVD付き版を買ったので、これが良い。
DVD版の音源は48KHz/16bit。CDより良い音である。

いっしょに中古CDを沢山買いました。
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CDリッピングは圧縮しないで、ALACで。
MP3 320Kbpsとの差は小さいが、今はこの小さな差が気になるので、
情報量が減らない可逆で。

ハイレゾで聴きたい

倉木麻衣は宇多田ヒカルと共に、一時代を築いた歌手である。
なぜハイレゾ化されないのか?
若い頃は、アイドルだと思って聴いていたが、
今聴くと、音楽としては宇多田ヒカルより良いと思う。
実力の伴った歌手だと感じる。

ベスト版だけでもいいから、ハイレゾ化してほしいものだ。
CDの44KHzよりDVDの48KHzのほうが、ちょっとだけ情報量が多い。
マスターは48KHzと96KHzが多いと思うから、48KHzでも十分良い。
48KHz/24bitでもいいからハイレゾ化してほしいと思う。

44KHzより48KHzが良い

と私は思う。
CDは48KHzにしてほしいものだ。
録音は96KHzや192KHzが多いと思うから、
48KHzなら、1/2、1/4にするだけ。
プレーヤーで96KHzに変換再生すれば96KHzと変わらない解像度になる。
44KHzは、少し情報量が減るように感じる。

48KHzの広い帯域、24bitの広いダイナミックレンジ。
スケールの大きい音楽を聴きたいものだ。

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